ビタミンとは?基礎知識の解説。

体の機能を維持する微量栄養素です。
3大栄養素である炭水化物、たんぱく質、脂質が体内でエネルギーや筋肉・皮膚など体の構成成分に変わる時に、転換の手助けをします。
ビタミンは原則的に体内で生成することができないため、ミネラルと同様、食べものなどから摂取しなければなりません。
不足すると、体にさまざまな影響を与えます。

ビタミンの効果

目の健康を保つために。

パソコンなどの作業をされている方は、「ビタミンA」を大量に消費します。
不足すると、視力の低下や、暗闇で見えにくくなるなどの不具合が起きてしまいます。
また、肌細胞の活発化を促す働きがありますので、潤いのあるお肌作りに効果があると言われています。

疲労回復に。

体を動かすエネルギーを作り出すために、糖質を燃焼させますが、この燃焼がうまくいかないと、疲労物質である乳酸が蓄積されます。
「ビタミンB1」は、燃焼をスムーズにさせる働きがありますので、疲労回復に効果があると言われています。
また、脳の神経伝達物質を正常に保つ働きがあるとして、近年の研究により、アルツハイマー病に効果があるとの報告がありました。

ダイエットに。

3大栄養素全体の代謝にかかわり、脂質を燃焼させてエネルギーに変える役割を担っているのが「ビタミンB2」です。
また、体内で脂肪が酸化されて出来る過酸化脂質、分解する働きにより、老化抑制に貢献しています。

たんぱく質の代謝に。

人の体は、髪や爪、内臓や筋肉にいたるまでたんぱく質で構成させており、「ビタミンB6」は、たんぱく質の代謝に欠かせない重要な栄養素です。
また、神経伝達物質の生成に関わる様々な栄養素の中で、神経の再生を促す働きがありますので、老化防止に効果があると言えます。

貧血の予防に。

赤血球を生成するために必要不可欠な「ビタミンB12」は、鉄分や銅とともに貧血の予防や改善に働きます。
また、脳から分泌されるホルモンの分泌量を調整し、眠気具合のバランスを整えることで、睡眠と覚醒リズムを整える働きがあます。

お酒好きに。

アルコールが分解される過程で生成される有害物質を分解する「ナイアシン」は、二日酔いや悪酔いを予防します。
また、血液中コレステロールや中性脂肪を減らす作用や、毛細血管を広げる働きがありますので、血液をサラサラにし、血行をよくします。

ストレスに対策に。

ストレスが体に溜まると、脳はストレスと戦うホルモンが分泌します。「パントテン酸」は、このホルモンの生成に関与しますので、ストレスの緩和に効果があります。
また、血液中の善玉コレステロールを増やす役割がありますので、動脈硬化の予防に効果があります。

アトピー性皮膚炎に。

アレルギー疾患を患っている方は、通常よりも血中ビオチン濃度が低いことが判明していることから、「ビオチン」の投与により治療を進めることが多くなっているそうです。
皮膚の毛細血管を太くしたりする働きなどにより、血行を良くし、皮膚の再生力を高めることが言われています。これにより、美しく健全な肌となります。

妊娠期には特に重要。

妊娠初期に「葉酸」をしっかり摂取すれば、 新生児の神経管閉鎖障害発症率が70%も下がることが欧米諸国の研究により明らかになっています。
葉酸の不足により赤血球の数が減少すると、巨赤芽球性貧血と呼ばれる悪性貧血を招きます。

コラーゲンの生成に。

弾力あるお肌にコラーゲンはとても大事ですが、このコラーゲンが作るうえで、「ビタミンC」は必要不可欠です。
また、肌が紫外線を受けると、シミやソバカスの原因となるメラニン色素を生成しますが、このメラニン色素の沈着を抑え、キレイな肌を守る働きもあります。

骨の強化に。

カルシウムの吸収を助ける働きがありますので、 「ビタミンD」は、歯や骨の強化、骨粗鬆症の予防に効果があるといえます。
また、各種ホルモン等と協力して、骨から少しだけカルシウムを取り出して、筋肉をスムーズになるよう調整する働きもあります。

若返りのために。

非常に抗酸化作用が高い「ビタミンE」は、老化の原因と考えられる活性酸素の生成を抑える働きがあります。
また、性ホルモンの生成に深く関与し、生殖機能を維持する働きがあることから、更年期障害の改善に有効とされています。

血を固める重要な栄養素。

納豆などに多く含まれる「ビタミンK」には、血液を凝固させる作用があり、怪我などで出血した場合に血が止まりやすくなります。
不足すると青あざが出来やすくなったり、血が止まり難くなります。

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