ヨウ素(I)の解説。

必須ミネラルの1つで「ヨード」とも呼ばれています。
身近なところでは、温泉成分であったり、消毒薬として使われています。
幼児には成長促進に欠かせないホルモンの構成物質です。

ヨウ素の効果

髪や肌を美しく保ちます。

成長を促進し、新陳代謝を活発にする働きがあります。
また、たんぱく質の合成にも関わりますので、髪や肌を美しく保つため効果もあります。

動脈硬化を予防します。

血液中のコレステロール値を低下させ、血管を柔軟にするとともに血行を改善する効果があることから、動脈硬化の予防に期待されています。

ダイエットに効果があります。

新陳代謝を活発にする働きがあることから、脂肪燃焼を促進し、ダイエットにも効果があるといわれています。

ヨウ素の目標量を食品で摂る場合。

ヨウ素の1日の推奨摂取量150μgを摂取するために必要な食品量を下表に示します。

昆布 約0.2g
わかめ(生) 約2g
焼き海苔 約2.5g
さば 約60g
ぶり 約80g
鶏肉 約300g
卵黄 約300g

要素の欠乏症や過剰症。

ヨウ素欠乏症

不足すると、甲状腺が肥大して甲状腺腫を引き起こしたり、成長障害や体力低下などが起こるとされています。

ヨウ素過剰症

1日の上限量は3,000μg(マイクログラム)とされています。
過剰摂取は、甲状腺ホルモンの合成を妨げ、甲状腺腫を引き起こすとされています。

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