カリウム(K)の解説。

他の栄養素サポートや、身体の機能のバランスを保つのがカリウムの仕事です。
地味かもしれませんが、無くてはならない存在として、カリウムは重要な栄養素です。
また、カリウムにはナトリウムの排泄を促す働きがあります。

カリウムの効果

血圧を正常に保ちます。

ナトリウムの摂取により上昇した血圧を下げ、正常に保つ働きがあります。
また、腎臓でのナトリウムの再吸収を抑制する働きがありますので、ナトリウムを尿としての体外への排泄させる働きもあります。
この効果により、高血圧の予防・対策としてとても期待されているミネラルです。

筋肉を正常に保ちます。

多くの酵素を活性化させる役割がありますので、筋肉のエネルギー代謝を助け、筋肉の収縮などを助ける効果があります。

便秘の改善に期待できます。

ストレスが原因ではなく、腸の筋力低下が原因の弛緩性便秘なら、カリウムが持つ筋肉の収縮・弛緩を助ける働きにより、改善が期待できます。

カリウムの目安量を食品で摂る場合。

1日あたりの目安摂取量は、男性成人で2,000mg、成人女性で1,600mgとなっています。
食品100g当りにどの程度カリウムが含有されているのを下表に示します。

焼きのり 2400mg
干しひじき 4400mg
乾燥わかめ 5200mg
玉露(茶) 2800mg
パセリ(生) 1000mg
するめ 1100mg
たたみいわし 790mg

カリウムの欠乏症や過剰症。

カリウム欠乏症

不足すると、塩分の多量摂取時に、ナトリウムの調整がうまくいかず、高血圧を引き起こす他、疲労感が強くなったり、脱力感に感じるようになります。
また、低カリウム血症を引き起こし、筋力の低下や頻尿の原因となります。

カリウム過剰症

上限量は明確になっていませんが、腎排泄により体内量がコントロールされているため、通常の食生活では、まず過剰症になることはないと言われてます。
腎臓に障害を抱えている方が、大量にカリウムを摂取した場合には高カリウム血症となり心機能障害になる危険性があります。

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